神広美青年部 静広美青年部と合同研修会を開催

投稿日時 2012-07-20 | カテゴリ: 神奈川


第16回LU研修会(第2回静岡・神奈川青年部合同研修会)開催

◆2012年7月13日(金)◆

 2012713日(金)神広美青年部(大峰英一部長)は第16回レベルアップ研修会「三菱電機LEDライン・他見学会」を静岡県掛川市にて開催した。なお今回は静広美青年部と2009年10月に開催されたローランド・ディー・ジー工場見学会以来の第2回合同研修会となる。
 
当日は、朝715分に横浜駅西口に23名が集合し、江の電交通バスにて出発。車中では大峰部長があいさつを行い、スケジュールや注意事項を説明した。バスは途中足柄SAにたちより、新東名を抜け、眼下に茶畑が広がる菊川ICを下車、15分程下道を走り、目的地である三菱電機照明静岡工場に到着した。ここで静広美青年部5名が合流した。
 午前11時、神広美青年部大峰部長の挨拶で開会。すぐに工場見学会が始まり、声の美しい案内係の女性に連れられ、LED用インバーター・コンバーター製造ラインを見る。Fラインでは自動挿入機により、目に見えないスピードで次々と基盤が投入され、アクシャル挿入機やら、ラジアル挿入やら、硬化炉等の意味不明な工程を覗いているうちに、何を作っている工場だっけ??と混乱してしまう。ひとつ言えるのは、なかなか真似の出来るものでは無いという事だ。次のCラインでは、静電気防止ベルトを付けた方々が自動挿入出来ないパーツを組み付け、その後フクサラー・自動ハンダ工程や、インサートキットテスト、目視検査、製造ロットプロット工程等々を経て、ようやく完成。こんな小さなインバーターを作るのに、相当な工程が必要なことを、目の当たりにした。LEDの製品もCOB(チップ・オン・ボード)なので、自動ラインにて、制作されている。全てのラインが最少人数で構成されており、大変にスマートな工場であった。


 昼食後、製品紹介・会社説明を受けた後、次の目的地である三菱電機オスラム株式会社掛川工場へ移動。こちらの工場は、蛍光管の製造工程を以前にも見学させていただいたが、今回はそれに加えて20115月から開始されたLED組み立てラインも見学。LEDモジュールラインでは、先ほどの工場と同じく、フルオートメーション化が進み、レーザーマーカーによる印字から始まり、ハンダ印刷、検査機、チップ部品装着、リフロー炉、冷却、検査工程と全てを精密な機械により組み付けていた。

ベルト状LEDチップから、種類ごとに機械がとりわけて、基盤に接着する工程は、見ていて飽きなかった。その後、逆富士型器具の生産ラインを見学。2009年にインバーター式の生産が始まった後、2011年からはLED向けの生産が始まり、近年の照明業界の慌ただしさがうかがえる。この逆富士型器具製造工程では、KV自動化ライン、安定器設置、ソケット供給、配線工程等、12000台程の製造が可能との事だった。今まで主力だった蛍光管の製造も、今後はLEDに変っていくため、オスラム社との業務提携を一時解除し、三菱電機照明と共にLED事業に力を入れていくと聞き、照明器具も変革期を迎え、各社がどう立ち向かうかを模索しているように感じた。屋外広告業界もまた然りだろう。質疑応答を終え最後に静広美青年部日吉部長が挨拶を行い、午後4時30分過ぎに閉会した。

 

三菱電機オスラム株式会社の方々が手を振って見送りをしてくださる中、工場を後にし、懇親会が行われるパレスホテルへ移動。午後5時より静広美・神広美・三菱電機グループでの交流懇親会が開催された。菱和ライテック茂垣氏の司会進行でスタート、静広美小澤副理事長の乾杯の発声で、やっと喉を潤せた。ここからは静岡・神奈川の情報交換や三菱の方々への質問などがテーブル各所で行われるなど、

各々楽しいひと時を過ごいたが、あっという間に終了時間になり、閉会の挨拶を神広美末廣会長が行い、神広美斎藤常務理事(青年部副部長)が総括をした後、三本締めできっちり締めて、閉会した。

 

午後7時、静広美小澤副理事長が、笑顔で手を振ってくれている中、バスは一路横浜に向けて、発進した。高速に乗ると、大泉理事のかけ声でバス宴会がスタート。バスの中は、大泉理事の声が響き渡っていた。バスは予定通り午後10時ころ、横浜に到着。大峰部長が挨拶を行い散会。神広美青年部の長い一日が終った。
                          20127月 巣之内・江田


[神奈川-No.34]






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